Solutions:事業を通じた貢献Sumika Sustainable Solutions(SSS)

住友化学は、気候変動問題がグループにもたらす主な事業機会として、GHG排出削減などの気候変動や環境に関する課題の解決に資する製品の需要の増加があると認識しています。こうした機会の獲得に向け、気候変動対応、環境負荷低減、資源有効利用の分野で貢献するグループの製品・技術を“Sumika Sustainable Solutions(SSS)”として自社で認定する取り組みを推進しています。
また、SSS認定製品の売上収益やライフサイクルを通じたGHG排出削減貢献量をKPIとして位置づけ、進捗をモニタリングしています。さらに、SSSの認定取得をはじめとする社会価値創出への貢献を社員の功績表彰制度の評価項目の一つとしています。
当社は、今後もSSS認定製品・技術の開発・普及に注力し、持続可能な社会を構築するための課題の解決に貢献していきます。

SSS認定の流れ

認定委員会

レスポンシブル・ケア委員会の下にSumika Sustainable Solutions認定委員会が設置されています。

5年目となる2019年度は、新たに6つの製品・技術を認定いたしました。これにより、認定製品・技術数は54、売上収益は約4,800億円(2019年度)となりました。今回認定されたのは、自動車のモーターなどに使用される高性能絶縁被覆材や、折りたたみ式スマートフォンなどに使用されるタッチセンサー製造技術、食品包装材としてフードロスの削減に貢献するアルミ蒸着フィルム用ポリプロピレン、水の効率的利用を可能にする農業用潅水チューブなど、主に住友化学のグループ会社による製品・技術です。現中期経営計画の最終年度である2021年度までにSSS認定製品の売上収益を5,600億円とすることを目指しています。

KPI:SSS認定製品の売上収益

  • KPI:SSS認定製品の売上収益の図

(億円)

  2019年度
住友化学グループ売上収益 22,258
SSS認定製品の売上収益 4,798

SSS認定要件カテゴリー/認定要件

認定要件カテゴリー認定要件SDGsとの対応
気候変動対応 ①温室効果ガスの排出削減への貢献 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに13 気候変動に具体的な対策を
②新エネ創出関連で使用される製品または、部材・材料 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに13 気候変動に具体的な対策を
③バイオマス由来の原料を使用 12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を
④気候変動による影響への適応貢献 13 気候変動に具体的な対策を
環境負荷低減 ⑤廃棄物、有害物質の削減や環境負荷低減への貢献 12 つくる責任つかう責任
⑥食糧生産における環境負荷低減への貢献 2 飢餓をゼロに12 つくる責任つかう責任
資源有効利用 ⑦リサイクル・省資源化の実現への貢献 12 つくる責任つかう責任
⑧水資源の効率的な利用に資するもの 6 安全な水とトイレを世界中に
その他 ⑨その他サステナブルな社会の構築への貢献 (案件による)

(注)認定要件とSDGsとの対応に関しては、複数のゴールを記載している場合でも、製品・技術の内容により、一部対応しない場合があります。

SSS認定要件カテゴリー比率/環境貢献実績(2019年度)

  • SSS認定要件カテゴリー比率/環境貢献実績(2019年度)

  • 気候変動対応
    本認定分野で認定済みの製品・技術の製品ライフサイクルを通じた温室効果ガス削減貢献量 6,200万トン(CO2換算、2020年度予測値)
    (注)一般社団法人日本化学工業協会「温室効果ガス削減に向けた新たな視点」、一般社団法人日本経済団体連合会「グローバルバリューチェーンを通じた削減貢献」を参考に算出
  • 環境負荷低減
    本認定分野で認定済みの製品・技術による有機溶媒削減量 10万トン/年
  • 資源有効利用
    本認定分野で認定済みの製品・技術による水削減量 1,420万トン/年

一般社団法人日本化学工業協会より、当社の「低環境負荷・併産品フリーのクメン法プロピレンオキサイド製造プロセス開発と工業化」に対して、第52回日化協技術賞「総合賞」が授与されました(2020年5月)。本技術はSumika Sustainable Solutionsとして認定されています。